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第6回 ICTトラブルシューティングコンテストの運営委員をしていました

雑記

ICTトラブルシューティングコンテスト という学生が主体となってインフラやサーバに関するトラブルを起こして、学生が解決する(雑) な大会がありまして、その第6回、通称 ICTSC6 の運営側として参加してきました、ということです。

大会自体は8/27, 28 (土日) が本番でしたが、運営委員は 4/24 のキックオフMTGから活動が始まっていて、実に4ヶ月近くの期間があったことになります。

写真とかは公式のレポートにたくさんあるのでご参照下さい。

NTT西日本杯 ICTSC6 準備期間 レポート – ICTSC | ICT トラブルシューティングコンテスト

NTT西日本杯 ICTSC6 DAY1 レポート – ICTSC | ICT トラブルシューティングコンテスト

NTT西日本杯 ICTSC6 DAY2 レポート – ICTSC | ICT トラブルシューティングコンテスト

 

ICTSC には運営委員として、第5回 (ICTSC5) から関わっていて、ICTSC6 では運営委員の副リーダーなるものを務めさせて頂きました。
(ICTSC6 は16人の運営委員と大人の方々による実行委員とスポンサーの方々によって成り立っており、その学生側ということです。)

ICTSC5 の反省を活かして、ICTSC6 のために自分が行ったことはとにかく1つに集約されていて、「とにかく見える化、情報の集約化を徹底して、何かをしたいときにすぐに行動できるようにする」というもの。

結局この記事は僕の自己満足ですし完全に主観で書いていて、最終的にはここに書いていない範囲、色々とよくないこともあったし、そもそも未だ僕が把握してない範囲で色々揉めたというのもあるのですが、結果としてそれを全部汲み取って解決できなかったのは本当に自分が悪いと思っています。未だももやもやとする気持ちもあります。
責任転嫁するつもりはないし、頼むから直接言ってくれという気持ちです。

 

以下、雑多に何をしたのか書いていきます。

 

ICTSC5 は、自分が初参加で周りが見えていなかったということもあるのだけれど、とにかく情報がブラックボックス化されていて誰が知っているのかすら良く分からないみたいな情報でつらかったという印象があった。

そのためにやったことは大きく2つあって、以下をしました。

  • Wiki を作る
  • Slack で Public チャンネルを大量に立てて話題を分ける / 見える化する (Private チャンネルを減らす)

Wiki は色々と模索した結果、 Crowi という国産の WIki が一番イケている印象があったので選択しました。半年間運用しましたけど本当に安定していて、ちゃんと動いて階層化ができて MarkDown がシュッと書けて良かったと思っています。
開発も精力的に行われていて、大会運営の後半では Elasticsearch と連携して検索機能も実装されて更に便利になった。開発者の人とも Gitter でコミュニケーションが取れて良いプロダクト。

とにかくありとあらゆる情報はこの Wiki から参照できるようにして、他サービスとして利用していた Google Drive やら Trello やらも全部参照できる情報をここに載っけるようにした。
合宿みたいなほぼ全員で集まる機会もあったので、Wikiの使い方をレクチャーしたり、みたいなこともした気がする。(あまりうまく行かなかったな、とは思っています)

結果としては、4ヶ月間で 147ページ ものページが作成されて Wiki で常に参照できる状態になった。
僕は文書化をほぼほぼ機械的にしていて、Slack で議論された事柄を片っ端から Wiki にまとめるみたいなことをした。
懸念していたのは、情報が錯綜することと古くなって参照されなくなることだったので、とにかくそこに気を使って更新を止めないようにした。

Crowi には Slack 連携機能があったので、#wiki-update みたいなチャンネルを作って通知を飛ばすようにした。
基本的に人が寝ている時間に作業する人間なので、4時とか5時とかにバンバン通知を飛ばしていた気がする。

Slack については完全に議論と雑談をするためのフリースペースでいいという認識で、1万件問題についてはログを取って参照できるようにすればいいし、そもそも確定した重要事項については Wiki に書くのが大前提なんだから、いくら流れてもいいのでとにかく書いてくれというスタンスで運用した(つもり)。

分報 (#times_{username})を導入したのもそういう意図があるし、運営委員そのものが日本中に散らばっているので、そのコミュニケーションの要となる Slack はとにかくコミュニケーションでツーでカーな感じにしたかった。

とにかく議論が混乱しないよう、分野ごとにチャンネルを大量に作成して、分けて議論がそれたらすぐに該当するチャンネルへ誘導するといったスタンス。
具体的には、 #infra やそのサブチャンネルとなる #infra-dc, #infra-network, #infra-server 問題作成に関連する #problem, 大会運営に関する #event-support などなど。times 含め59チャンネルが作成された (うち分報13チャンネル)

概ねこの方針は正しかったと思っていて、一部分けすぎて混乱したみたいなのはあったのですが、それでも全部が #random に書き込まれる世界よりはよっぽど健全だったと思っています……

そんな感じでやっていきました。

最後に、副リーダーとしてはリーダーの仕事を常に奪い続けるスタンスで行動していて、リーダーは常に手が空いてる状態を維持するように善処したつもりです。結局どうだったのかは人により意見が別れると思いますが、どうだったんだろう……

その他にも、無限に人にタスクを投げ続けるように立ち回ったつもりではあるのですが、結果としては僕がタスクを抱えすぎたり口を滑らせたりで本番直前で周りに大迷惑を掛けてしまったということが一番の反省点です。

結局、大会の運営というのは最終的にはどうやって人をマネジメントするかということに帰結していて、していますということです。

 

改めまして、この大会にご尽力くださった運営委員、実行委員、スポンサーの皆様、そして参加して頂いた皆様には厚く御礼申し上げます。ありがとうございました。

 

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