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FreeBSD カテゴリのアーカイブ

mod_mruby on FreeBSD

FreeBSD Programming

mod_mrubyをFreeBSDで動かそうとして詰まるの修正点が変わってしまったのと、mod_mrubyが更新されてEvent MPMとWorker MPMでも動くようになったようなので再チャレンジしてみました。

FreeBSDでのmakeのやり方がまた変わってしまったので後述します。
とりあえずベンチマークの結果から。

$ cat test.txt
Hello!

$ cat test.rb
#!/usr/local/bin/ruby

print "Content-type: text/plainnn"
print "Hello"

$ cat test.mrb
Apache.rputs("Hello")
Apache.return(Apache::OK)

検証機のスペック: IBM ThinkCentre A55 (9636-A16)
CPU: Core2 duo E6300@1.86GHz
RAM: DDR2-SDRAM 1GB
LAN: Broadcom Gigabit Ethernet
Apache/2.2.23 (FreeBSD), mod_fcgid/2.3.6

Varnish(3.0.3)がリバースプロキシとして動いているので参考値であることをご了承ください。

abの条件は前回と同じく下記の通りで、3回計測して平均を取っています。

$ ab -n 100000 -c 100
Type req/s
Plain Text 6318.693
Ruby 1.9.3p194(mod_fcgid) 5159.423
mod_mruby 6700.153 4626.193

な……何故か、FastCGIのrubyに負けてますが、このような結果となりました。

2013/2/17 21:15追記:
mod_mrubyの作者である @matsumotory さんがこんな事を仰っていたので最新版をビルドし直して再測定しました。は、速い…

mod_mrubyはApacheのモジュールとかを書くのに面白く使えそうなので、そちらの道を模索してみたいなぁ……と

FreeBSDでmod_mrubyを使うためには、またちょこっと弄る必要があるみたいです。

$ git submodule init && git submodule update
$ cd mruby

mruby本体のビルド設定に-fPICを付ける。

$ nano tasks/toolchains/gcc.rake
4: cc.flags = [ENV['CFLAGS'] || %w(-g -O3 -Wall -Werror-implicit-function-declaration -fPIC)]

makeではなくgmakeを使う。

$ rake
$ cd ..
$ ./configure
$ gmake && gmake install

この2点だけです。エラーが読めない人間には辛い……
もう httpd.conf が mod_mruby を読み込むよう設定されているはずなので、 Apache を再起動させれば終わりです。

$ httpd -k restart

mod_mrubyをFreeBSDで動かそうとして詰まる

FreeBSD Programming

CombConfの発表が2日後に迫っているにも関わらず他の技術に手がでます。

組み込み向けのRubyであるmrubyをApacheに組み込めるようにした、mod_mrubyというものをFreeBSDで動かしてみようかと思って手を出したら大苦戦しました。

とりあえず動いたには動いたという状況ですが、簡単なメモとベンチマークを取ってみました。

2013/2/17追記
mod_mrubyの更新によって手順が変わりました⇒ mod_mruby on FreeBSD

導入はmod_mrubyのページと同じようにやればいいのかと思いきや、makeでエラーを吐いてしまいます。

$ make
make: illegal option -- -
usage: make [-BPSXeiknpqrstv] [-C directory] [-D variable]
        [-d flags] [-E variable] [-f makefile] [-I directory]
        [-j max_jobs] [-m directory] [-V variable]
        [variable=value] [target ...]
rake aborted!
Command failed with status (2): [make -C src --no-print-directory CC='gcc' ...]

Tasks: TOP => default => all
(See full trace by running task with --trace)
*** [libmruby.a] Error code 1

Stop in /root/mod_mruby.

どうもmrubyのRakefileがLinux向けのようで、makeをgmakeに書き換える必要があるようです。

$ nano tmp/mruby/Rakefile
#MAKE = ENV['MAKE'] || 'make'
MAKE = ENV['MAKE'] || 'gmake'

mrubyは1回mod_mrubyをmakeをしないとRakefileが存在しないので注意です。

あとはWarningが出ますがとりあえずスルーして、make installすればApacheにモジュールが登録されます。
あとはhttpd.confに、

AddHandler mruby-script .mrb

と書き加えれば普通にmrubyファイルが動くはずなのですが……

自分の環境(Freebsd 9.1-BETA1 amd64, Apache/2.2.23 Event MPM)な環境では、httpdを起動した直後からCPUをバカ食いする上、リクエストに全く応答しなくなるという状況に陥ってしまい、解決策が分からなくなりました。
そんなことをTwitterで呟いたら、mod_mrubyの作者である、matsumoto-rさんから

という指摘を頂きました。試しに(FreeBSD 9.0 i386, Apache/2.2.22 Prefork MPM)な旧サーバーで試したところ、何も問題がないかのように動きました。
どうもApache 2.2でEvent MPMをやるのはだめみたい……?

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FreeBSD 9.1-BETA1 セットアップメモ(仮)

FreeBSD

Mac向けに公開されたKobitoが意外と使いやすかったので、マークアップの練習も兼ねてFreeBSDのセットアップメモを作ってみたりした。
Kobitoというのは、プログラムの説明やメモなどを、Gistのように書けたりするソフトという解釈でいいのかな。

 

FreeBSD 9.1-BETA1 セットアップメモ(仮)

まだ仮だったりするので多分誤植やら間違ったことやら色々してる可能性が…